翻訳する技術書の選択

以前から聞かれる質問に、「翻訳する技術書はどのように決まるのですか」というのがあります。どのように決まるかは、次の二つのパターンに分かれます(一度翻訳した本の改訂版は別として、新たな技術書の翻訳の場合です)。

  • 出版社が翻訳する技術書を選定して、その翻訳を依頼される

  • 私が翻訳したいと思う技術書を、出版社へ打診する

今まで19冊を出版していますが、一度翻訳した本の改訂版を除くと、出版社からの依頼が7冊、私から出版社に打診して翻訳したのが9冊です。

私から打診した本がすべて採用される訳ではなく、以下の理由でダメな場合があります。

  • 翻訳しても売れそうにないと判断される

  • 実はすでに翻訳が進行中である

  • (まれですが)翻訳されることを、著者が許可していない

ちなみに、19冊目の『Linuxシステムの仕組み』は、私から出版社へ打診した本です。そして、今年の夏に出版予定の20冊目は、出版社から依頼された本です。

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