練習問題の解答からみるエンジニアのレベル(2)

練習問題の解答からみるエンジニアのレベル」では、研修の予習である練習問題の解答のレベルを分類してみました。解答のレベルに対して、次のように分類しています。

  • 全く解けていない

  • 一見すると解いているように見えるけど、バグがある

  • 練習問題が求めているものと解答が異なる

  • 解いているが、動作の確認が目視になっている

  • テストコードも整備されてきちんと解かれている

研修では全員の解答を確認する時間はないので、一人か二人の解答を確認します。当然、その場合に上記の最初の三つのレベルの人の場合、そのままでは解答したことにはならないわけです。

未解答(誤解答)に対して受講生がどのような対応をするかは、次の二つに分けられます。

  • もう終わったということで何もせずに、次回の範囲を予習をする。

  • 解いていなかった問題を解いたり、誤っていた解答を修正した後で、次回の範囲を予習する。

最近の研修では練習問題の解答の提出は、すべて各人のgithub.com上の公開リポジトリで行ってもらっていますので、研修後にどちらの対応をしているかは簡単に分かります。

当たり前ですが、研修後にどちらの対応をするかは、社会人となってからのソフトウェアの開発年数には全く関係ありません。私が期待するのは、私から指示されなくても後者の対応をするソフトウェアエンジニアです。

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