書籍『Javaで学ぶコンピュータ数学』
山口県で工業高校の教諭をされている著者の平田さんから頂きました。高校生から大学生を対象とし、数学の解説とJavaでのプログラム例や課題が含まれていますので、実際にプログラミングをしながら学習していくのが良いかと思います。
目次は、以下の通りです。
第1章 記号化の数学第8章の計算量の話は、ソフトウェア開発に従事している社会人であっても知らない人が多いです。したがって、数学を復習を兼ねて勉強するには高度過ぎず適切な内容の本だと思います。
第2章 論理の数学
第3章 集合の数学
第4章 行列の数学
第5章 確率の数学
第6章 統計の数学
第7章 微分・積分の数学
第8章 計算量の数学
注意することとしては、基本的な事柄は説明はされていますが、Java言語の入門書ではないので手元に自分のレベルにあったJavaの本があると良いかと思います※。また、紙面の関係からコード例が詰めてあります。実際に、自分でプログラミングするときは、テキストのコードを参考にしながらも読みやすくレイアウトすると良いかと思います(この点は、本の冒頭に書かれています)。
※ 最初の階乗計算のプログラム例で、いきなり『Java Puzzlers』の「パズル3」と同じレベルのコードが掲載され、その挙動の理由が説明されているのにはちょっとびっくりしました。
著者の平田さんが、この本の出版の経緯をブログにも書いておられるので、そちらも読まれると良いかと思います。
出版社からの紹介と正誤表は、こちらのページにあります。
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