函館でのハンズオン・セミナー(7月30日)(2)

初めて函館へ行ったのが21歳の時ですから、すでに30年が過ぎました。ほぼ毎年函館には行っていますが、函館の街も、当時と今では大きく様変わりしています。特に駅前の大門通りには閉まっている店もあり、昔のにぎあいも無くなっています。昔は単なる倉庫であった金森倉庫周辺が観光地となっており、スターバックスもオープンしていました。函館のスターバックスは、関東のスターバックスと比較すると非常に広くゆったりとした快適なお店となっています。

今回は、はこだてIKA(hakoika.jp)様主催でハンズオン・セミナーを行ってきました。場所は、函館駅から徒歩3分のところにある大原学園函館校の教室をお借りしての開催でした。大原学園は2年前にできたということでした。14時開始で、17時30分終了の3時間半のコースとして開催しました。

参加者は、22名でした。学生さんから企業でソフトウェア開発をしている人まで様々な人達が参加してくれました。内容としては、「テスト駆動開発」「防御的プログラミング」を簡単に講義形式で説明して、それから、課題のプログラミングを解いてもらうという形式です。

課題を説明したあとに、実装するメソッドのパラメータ検査としてどのようなことを行うべきかを参加者に答えてもらいます。たとえば、引数がnullであるかを検査するということであれば、javadocの@throwsタグで、NullPointerExceptionをスローすることを記述してもらいます。そして、その動作をテストするために、JUnitを用いたテストコードを作成してもらいます。この時点で、テストは合格しないことを確認してから、nullを検査する実装を行ってもらいます。パラメータの不正に関する検査を列挙してもらっては、テストを書いて、実装を書いてを繰り返します。パラメータ不正に関する実装が終われば、本来の課題の振る舞いをテストするテストコードを書いてもらって、実装を行ってもらいます。

課題は4つ用意していたのですが、時間も短いため2つだけで終わりとなりました。また、本来ならペアプログラミングしてもらいたいところだったのですが、参加者が自分のノートPCを持参しているため、なかなか隣の人と話をしながらという訳にはいきませんでした。Javaの学習がまだ1週間という人もおられたのに気づいたのが最後の方なので、十分にフォローできなかったことも反省点です。それと、実際にコードをリファクタリングする演習まではできませんでした。

「防御的プログラミング」という言葉を聞いたことがないという参加者も多かったのですが、アンケートでは、防御的プログラミングが学べたということとこれからは実践していきたいというコメントが多くありました。

無料セミナーとして、ハンズオン形式のセミナーを行ったのは初めてだったのですが、今後も機会があれば行っていきたいと思っています。

この記事へのコメント

2018年12月21日 07:42
初めまして。

防御型プログラミング、気になりました!

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  • 函館の夏

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